移住者インタビュー 西地区菅原一輝さん

子育て×人とのつながりを大切に
Iターン
千葉県からの移住

 移住者つうしん第12号は、コロナ禍で子育てを考えた時に自然豊かな環境で育てたい!と奥様の地元『舞鶴』に移住された菅原さんにお話を伺いました!!

 

-なぜ、舞鶴に移住されたのでしょうか??

 コロナが広がり始めた2019年に娘が生まれました。緊急事態宣言が出て学校が休校になり行き場をなくした子供たちがマンション地下の薄暗いコンクリートの中を走り回っている、そんな光景を見て自分の娘をこの様な環境で育てたいのか?と自問するようになりました。そんな時ふと妻の実家の舞鶴を思い出し、自然豊かな環境で子育てをしたいと思いました。

―移住に際し不安なことはありましたか?

 移住して大失敗したらどうしようというのが頭にありました。娘もいるので、お金に困ったらプライドを捨てて戻る選択肢を残しておきたい、もちろん失敗しないためにも移住先の仕事の下調べも入念にしました。移住した現在も、どの会社でも使えるスキルを意識して自分のキャリアを作るようにしています。

 前は首都圏に住んでおり、最先端技術や情報がすぐに得やすい環境だったため、そういった情報が入ってこなくなったら今後のクオリティが落ちないか不安でしたが、インターネットを駆使して自分で情報を取りに行くことが出来るので、場所はもはや関係ないんだと思います。また、首都圏にしかないようなお洒落なお店に出会えるかという不安もありましたが、こちらはたくさんありました!!

*筆者画像提供

 むしろ舞鶴周辺の方が面白いし、見つけた時の喜びが大!!家からちょっと遠出の場所でも自然豊かな眺めを楽しみながら出かけることができるし渋滞もなくドライブを楽しんでいます。

 それから友達と離れて疎遠にならないかといったことも不安でしたが、コロナ禍の影響でオンライン飲み会が主流となったので全く抵抗なくコンタクトが取れており、前職の同期とは移住前と同じペースで飲み会が出来ているのは嬉しく思います。

 また、万願寺甘とうを送ったりしてつながりを継続するようにも心掛けています。送れる名産品があるっていいですよね。

ー前職はウェザーニューズ!?

 大学卒業後ウェザーニューズ社に就職しました。移住した舞鶴では妻の実家が縫製会社を営んでいるのでそこに就職させてもらいました。弊社は生地原反から製品を作っており“一から手掛ける強み”を持っている会社なので、将来はさらに魅力ある服を作れるようになりたいと思っています。

―今後について夢があれば教えてください

 舞鶴に移住してきてまだ1年経たないのですが、朝は鳥のさえずりで目覚める、都会にはなかった自然豊かな地域での心穏やかな子育てにとても満足しています。今後もたくさんの方と繋がれるようになりたいと思っており、テニスをはじめギターも趣味にしているので様々な機会をとらえて舞鶴で交流していけるようになりたいと思っています。

前職での華麗なる経歴にびっくり!!
 大学卒業後はウェザーニューズ社に就職。航空気象に配属され気象予測のイロハを身に着け、出張で全国各地を飛び回っていた。そんな中リオ五輪の時にスポーツ気象チームに選抜され、現地に派遣。常に最新の気象情報をチームに伝える役割を担う。オリンピックというスポーツの世界最高峰の舞台で仕事をしていると実感し、とても誇りに思ったのだとか。その後、東南アジアでの気象ビジネス開拓部署に配属となり、各国の気象庁を訪問、土地柄や人柄などの文化の違いもある中で気象についての知識を伝えるのは、日本とは全く違い容易ではありませんでした。でも逆にそれがやりがいにもつながり、とても貴重な経験となりました、と仰る菅原さんのお話は聞いているだけでワクワクするものでした。

【編集後記】

アクティブでフットワークの軽い菅原さん。趣味も多く、散策、写真撮影、食べ歩きなど多種多様。ギターも弾き、テニスは10歳からずっと続けているそう。最近は珈琲の焙煎を始め、Myブレンドをつくることが夢。お忙しい中、舞鶴生活を目一杯楽しむ菅原さんに、たくさんのお話を聞かせて頂きました。

ありがとうございました。

                                  (文書 K)


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