今年2月に舞鶴へ移住された倉本さんご家族。息子さんが舞鶴高専に在学していたことや以前から田舎暮らしへの憧れがあったとのこと。
「実は移住を決めるまでに要した期間はわずか1ヶ月。舞鶴へはずっと昔から釣りをしに年に数回は訪れていた。それがいつのまにか月数回に変わり、そのうちもう移住しようか」
と心境に変化が。
「以前から舞鶴という場所が自分たちにとって身近な地域だったので、移住に対して不安はなかった。初めて、三浜峠を越えるときに見た竜宮浜の美しさは今でも忘れられない」
と奥様。
実際に住み始めてから分かったことの一つにお風呂が「ボイラー」と「薪」の両方で沸かすことができるということ。旦那さんは「えっ」と驚いたが、奥様は「ラッキー‼」と休日はのんびり薪で火をおこしながら焼き芋や焼きリンゴを作るなど新生活を楽しんでおられる様子。トイレなどの水回りは休日を利用して少しずつリフォーム中。
息子さんについては、
「アウトドアが大好きで、魚釣りはもちろんのこと友達を誘って海や山などいろいろなところへ遊びに出かけている。中古の耕運機を購入し、1反ほどの畑で珍しい品種の野菜を栽培して販売するなど舞鶴での生活を楽しんでいるよ」
とのこと。
「京都市内の友達に舞鶴での生活を話すとみんな『私も舞鶴に行きたい!空き家があるなら住みたいわ』と言ってよく遊びに来ます。海や山があって、ほどよく町もあるし、自衛艦や大型クルーズ船があんなに間近で見れるなんて本当に珍しい地域。空き家があることを知ると、都市部からのニーズはあるので活用できるといいのになぁと思う」
と奥様。
「都市部に比べたら地域の草刈りや村用が多いことは予想していたけど、意外と地域の方が『倉本さんは仕事しているから無理しなくていいよ』と気を遣ってくださるんですよ」
と旦那さん。
新生活で不便なことがあるかについてお聞きすると
「路線バスの本数が少ないので、先のことを考えるともう少し増えるといいなぁと思う。周りのおばあさんたちに『冬は雪が降ると大変だよ』って言われるけど、早く雪が降らないかと楽しみに待っている」
と冬の舞鶴を楽しんでおられました。