移住者インタビュー 東地区永山 大介

フランス料理×スローライフ
Iターン
大阪

大阪府枚方市で生まれ育った。枚方市は都会特有のごちゃごちゃ感はなく、田んぼもあり静かなところで暮らしやすかった。その後転々とし、豊中市から舞鶴市へ移住した。舞鶴は移住2年目。

 ―なぜ舞鶴へ来られたのですか?

もともと料理の仕事をしていて、小浜にプチプラージュというフランス料理店があり、その料理人から舞鶴総合文化会館のお店に誘っていただきました。住むところにこだわりは無かったが、舞鶴は海もあるし楽しそうだと思ってやってきました。

 ―移住してみてどうでしたか?

まず、舞鶴は時間がゆっくり流れていると感じました。

舞鶴の人が、柔和な雰囲気で好きです。最初、舞鶴に来る心配事として、田舎特有の人との距離感の近さがかなり近いと思い警戒していましたが、ちょうどいい距離感でした。コンビニに行ったとき、大阪では店員はコミュニケーションは取りたがらないけど、舞鶴では気さくに話しかけてくれて、でもあつかましくない。料理を出すのにしても、遅いと大阪ではお客さんに怒られていたけど、舞鶴では、ない。そういうところが好きです。

―舞鶴で楽しかったことはなんですか?

まず、ちゃったまつりですね。会場は家から近く、昨年初めて行きました。大阪では人でごった返して大変だったけど、舞鶴ではちょうどいい人の多さでした。

それから、赤レンガパークの艦これのイベントにも出店したが、物凄い人で圧倒されました。

あとは、海上自衛隊の船が非日常感があって、映画の世界に居るようでした。

料理人としては、魚のセリに参加できることがうれしかったですね。セリをやっているのは、移住して初めて知ったけど、大阪では見られない魚や貝がたくさんあって衝撃でした。舞鶴でセリ落とされたものが、大阪や京都の有名店に出荷されているのを知って、驚きました。大阪にいたころは、生で食べられる魚があまり手に入らなかったけど、舞鶴ではなんでも生で食べられるものが手に入って感激しました。中でも、「ほうぼう」の刺身は美味しかったです。

 ―移住する前と後で、舞鶴に対して感じた印象は変わりましたか?

知らなかったのは、暑さと雨の多さ。あと、二両編成の電車があって、乗り降りするときにドアの開閉ボタンを押さないといけない事や、シカなどの動物にぶつかって止まる事ですね。

 ―移住してみて困っている点は?

車を持っていないので、交通の不便さとかはあるかもしれないけれど、もともとインドア派なので特にないですね。でも、車が手に入ったらまちのあちこちへ行ってみたいです。

―将来の夢を教えてください。

自分のお店を持って、舞鶴の良い食材を外に発信したいです。もし市がPRしたい食材があれば、調理面で協力したり、赤レンガパークに出店したりしたいですね。

 ―移住する人に言いたいことを一言お願いします。

舞鶴は、自分の時間を大切にする人、羽根を伸ばしながらも頑張りたい人に持ってこいの場所。住んでみて後悔はないし、この先も住みたいと思っているので、是非来てみてください!

居住促進住宅とは

市が空き家を10年間借り上げ、リフォームした上で市外からの移住希望者に貸し出す事業。家賃は相場より安価で、移住者に喜ばれる。改修プランは舞鶴工業高等専門学校の学生と教授が考案する。現在3軒目(伊佐津)まで完成し、1・2件目は入居中。詳しくはこちら

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